Aとの闘い 16 <タイムカプセル>
小学校の卒業時に、みんなでタイムカプセルを埋めるという授業があった。
将来の自分に向けた手紙を入れた箱を、みんなで校庭の隅に埋めた。
20歳になったら掘り返そうと...。
そして成人式の後の同窓会。みんなでタイムカプセルを掘り返した。
子どもの頃の私が、成人した私に向けた手紙。
そこにはこんな内容が書かれていた。
『20歳の自分へ。20歳になった自分は今何をしていますか?
元気にしてますか?
今でも歌を歌うのが好きですか?
お金持ちになっていますか?
将来そんな自分になれるように頑張るから、20歳の自分も頑張ってください。』
(一部省略、多少の変更あり)
いやー、誇れるものがなかったね。
どれも叶えてなかったよ。
叶えてたのは元気なところくらいか(笑)
それから歳月は流れて、今日またその手紙を発見した。荷物の整理をしていたら、引き出しの隅に埋もれていた。
小学生の頃の私は、将来どんな自分になることを想像していたのだろう?
まさか将来Aと資産をめぐって勝負をしているだなんて夢にも思わなかっただろう(笑)
むしろ20歳の自分ですらそんな想像は出来なかったよ。
大人になるに従って、辛く大変なことも増えてくる。それでも笑って生きたいって思っている今の私。
20歳の頃の私より、誇れるものは増えたかな。
まぁ馬鹿みたいなこともいろいろやるけど、それも本気で取り組めば人に自慢出来るものになってしまう。
さて、小学生の自分が夢見ていた『金持ちになる』って夢、そいつを叶えてやらないとな!
その為にも私の作った会社「ニューアライブ」をさらに成長させていく必要がある。
これからまた忙しくなりそうだ。
ちなみにAも子どもの頃の夢は『金持ちになる!』だったそうだ(笑)
やっぱり私達はとんでもなく馬鹿だ(笑)
Aとの闘い 15 <ラジオ収録>
今日は知人の紹介で、地方のラジオ番組の収録に参加した。
ラジオの収録なんて私には初の体験。
最初に話すことの要点を少しだけ打ち合わせして、すぐに本番。こんなにスピーディに本番が始まるものなのかと驚いた。
「友人が海外の女性と結婚をして、毎日お弁当を作ってくれるらしいんだ。でもある日、お弁当に梅干しが3つ入っていた。普通お弁当に入れる梅干しって1つだけだよね?
だから友人は何故3つも入れたのか?と妻に聞いたら、だってそっちの方が綺麗じゃん!って返答が返ってきたんだって。」
「私も旦那のお弁当に梅干し2つは入れたことありますよ!でも3つも入れたことはないかなー(笑)」
的な感じの会話を、知人と番組MCの女性が面白おかしく番組内で話していた。
価値観ってのは面白い。
日本人の価値観としては1つのお弁当に対し、梅干しは1つだ。でも海外の人からしてみれば、そんなことは関係ない。梅干しを3つ入れたところで、別に間違いではない。むしろ色鮮やかになっていいのではないかと。
価値観ってのはもちろん人それぞれ異なるし、育った環境や国によっても変わってくる。
だから1つの固定概念に縛られるのではなく、柔軟に様々な方面から物事を見ることが必要になってくる。
日本人は古風なものにこだわる風潮がある。それはそれで良いことだと思うが、それが悪い方向に向いてしまう時もある。
時代は変わり、物事は変化する。
常識は単なる時代の共通認識だ。だから常識だって変化する。
私たちはもっと多方面から物事を見て、柔軟に考えていかないと、時代に置いてけぼりにされてしまうと思うんだ。
さて、番組スタッフの方からまた次回の参加の誘いを受けたが、丁重にお断りさせていただきました。
誰もが一度は経験する、マイクを通して自分の声を聞くと変な声に聞こえる現象、あれがどうも好きになれなくて(笑)
でも収録の帰り際、何故かウキウキしてたのは内緒の話。
Aとの闘い 14 <楽しく生きる教訓>
この前ある人に会った。
その人は自ら起業をし、現在ではフェラーリを何台も所有するまでに成功した人だ。
もちろん初めからそんな生活を送れていたわけではないらしい。起業した最初の頃は、家賃も払えないくらい厳しい生活をしていたらしい。
追い詰められた生活をしていたけど、それでも諦めず夢を追い続け、その夢を実現させた人なのだ。
その人といろいろと話をしたけど、印象に残っているのは、その人の『未来』に対するものの見方だった。
その人はこんなことを言っていた。
「未来なんて、どうなるか誰もわからない。わからないからこそ、みんな不安になるんだ。この先どうなっちゃうんだろう?って。
でもそうやって下を向いて生きてたら、いい人生を送ることは出来ないと思うんだよね。どうせ先が見えないんだったら、見方を変えて、上を向いて生きていきたいよね。
この先どうなるかわからないけど、もしかしたら今よりもいい生活を送れてるかもしれない!先が見えないからこそ人生は楽しいんだ!ってね。
だってさ、先が見えてたらつまらないじゃん?決められた人生を送るってことでしょ?
私はそれが嫌だったから先が見えない人生っていうのを楽しむことにした。
私はそうやって生きてきたし、これからもその考え方は変わらない。」
確かにこの先どうなるかわかっていたら、誰もチャレンジなんかしなくなる。チャレンジをしないってことは失敗もないけど、もちろん成功もない。
どうせ一度しかない人生なのだから、人生という名のドラマの主人公でいたい。
その為にいろんなことにチャレンジをするし、チャレンジをする為に前向きに生きていきたいと私は思う。
『先の見えないことを楽しむ』かー。
確かに未来がどうなるかなんて誰もわからないよね。
仕事に行く為に、しっかり身支度をして家を出た2分後、頭に鳥の糞が落ちてきて家に引き返し、結果仕事に遅刻した私。
友人と遊んだ後、家に帰る為にカラオケの駐車場から車を走らせた10秒後、縁石に乗り上げてタイヤがパンクし、夜中2時にレッカー車が来るまで1時間待ち続けたA。
確かに未来がどうなるかなんて誰もわからない。
でも皆、それを笑い話として人に話せているのだから、そういった面では人生を楽しめているのかもしれない。
Aとの闘い 13 <お金の授業>
子どもの頃の私は勉強が嫌いだった。
言ってしまえば高校生の時は、試験で赤点を取っていたくらいだ。
音楽が好きで、友達とバンドを組んで毎日練習してた。だから現在でも、私の学力は平均より劣るかもしれない。
そんな私が会社を作り、ビジネスについて勉強をしている。不思議なことに大人になってからする勉強は苦ではなく、むしろ楽しいくらいだ。
知らなかった知識が入ってくるっていうのは、これほどまでにおもしろいことだったのかと気付く。
私が勉強したことは学校では教わらないことばかりだ。
それは『お金の稼ぎ方』であったり、『ビジネスの仕組み』であったり...。
とにかく目から鱗だった。
もちろん学校で『お金の稼ぎ方』なんて学ばない。学ぶのは「しっかり勉強して、いい大学に入りましょう!そうすればいい会社に就職することが出来ますよ!」ってことだ。
それが間違ってるわけではない。むしろ正しいことだと思う。
でも「本当に学びたいのはそういうことではないんだ」と私は思う。
重要なのはお金の稼ぎ方だ。
収入は何をすれば生まれてくるのか?
どうすれば収入を増やすことができるのか?
その為にどんな行動が必要なのか?
社会に出ると必要になってくる知識だ。
少なくとも私は、自分でビジネスを始めるうえで、これらの知識が必要だった。
従業員。
自営業。
ビジネスオーナー。
投資家。
どれも仕事のタイプが違い、それぞれ異なる知識や考え方が必要となってくる。
だから学校でもそんな授業があってもいいのかもしれない。そしたら結構おもしろい。
きっと学生の中でこんな会話が聞こえてくるだろう。
「うわー、明日の一限金儲けの授業かよー!だりーな。悪りぃ、俺の分も代返しといて。」
うん、おもしろい!(笑)
まぁ仮にそんな授業があったとしても、学生の頃の私なら、興味も持たずにバンド活動に勤しんでいたことだろうけど(笑)
Aとの闘い 12 <自分を変える>
今日は半分思いつきで岡山県にある三井アウトレットパークまで行ってきた。
私の今住んでいるところから、車で片道約4時間のところにある。
私は出掛けるのが好きで、よく思いつきで旅行に行ったり、行動を起こしたりする。それが私にとっては普通のことだし、特別気にすることでもなかった。
しかし、他の人からしてみたら私は随分な変わり者らしい(笑)
今日もAに岡山県まで来ていることを伝えると、「お前のその行動力には感心するものがあるわ!」と笑われた。
でも昔からそこまでの行動力があったわけではない。むしろあれこれ考えて、行動を起こすのが少し遅れてしまうタイプだった気がする。
それが原因で、いろんなチャンスを逃してしまってた人だった。
チャンスを掴める人っていうのは、「これはきっとチャンスに違いない!」って思った時に、素早く行動に移せる人だと私は思う。もちろんその為には、事前の準備を欠かさないっていうのも重要ではあるけど...。
私はそんな人になりたかった。
行動力のある人がカッコ良く思えたんだ。
だから普段からすぐに行動に移すことを意識して生活するようにした。もちろんそれによって問題を起こしてしまうこともあったけど、得られるものもたくさんあった。
今の私は、以前に比べて行動力のある人間になれたのかなって思う。
だから人間、意識をして生活をしていれば、なりたい理想の自分になれるってことなんです。
人は変われるってことなんです。
ただ昼休み中に会社を作りに行った私はちょっとやり過ぎだったと思うけどね(笑)
Aとの闘い 11 <失敗>
以前のブログでもお話ししたように、ビジネスを始めてすぐの頃、Aと友人Bは私の元を去り、私は独りになってしまった。
その時はとても焦った。誰か私と共に仕事をしてくれる人を捜さないと、このままではあっという間に潰れてしまう。そう思い、いろんな人に声を掛けた。「私のビジネスパートナーにならないか?」と。
結果は全滅。
どん底に落とされた。
考えてみれば当たり前の話だ。
誰だって勝ちの見えていない勝負には手を出さない。当時の私は焦っていて、そんな事には気づかなかった。
それに気づかせてくれたのは他ならぬAだった。
「今のままを続けたら、お前は潰れるぞ。一度落ち着いて考えてみろ。」
実際はもっといろいろと言われたけど、要約するとそんなことをAに言われた。
それからは勉強の日々が続いた。
どうすれば立ち直せるのか?
どうすれば成功できるのか?
どんな方法なら成功できるのか?
その為には何を行わなければいけないのか?
勉強しては行動し、失敗をしてはまた勉強...。
そしてついに現在のニューアライブのシステムに行き着き、ビジネスも立ち直すことができた。
使い古された言葉で『失敗は成功のもと』というものがあるが、まさしくその通りだと思う。
成功を掴む為には、正直運も必要だ。運も実力のうちと言われてるようにね。
しかし失敗というのは運で起こるものではなく、必然的に起こるものだ。
自分の起こした何かの行動が失敗へと結びついたり、自分の間違えた考え方が失敗へと結びついたりする。
失敗は必然的なものだ。
失敗をすることは悪いことじゃない。
重要なのは、失敗をしてしまった時に、「何故失敗してしまったのか?それなら今何をすれば良いのか?」を考え、導き出すことが大切なのだ。それにより解決策が見つかり、成功に近づくことができる。
だから『失敗は成功のもと』なのだ。
私はそのことを改めて学んだ。
ここからは私の自論だが、『成功』の反対は『失敗』ではない。先ほども言ったように、人は失敗をすることで学び、成功に近づくことができるから。言ってしまえば、『成功』と『失敗』は似たようなものだ。
では『成功』の反対は何なのか?
それは『何もしないこと』だと私は思う。
失敗をするから成功する。何もしなければもちろん成功もしない。
だから『成功』の反対は『何もしないこと』なのだ。
だから皆さん、失敗を恐れず行動してみてください。
とはいえ、失敗せずに成功できるならそれが理想だけどね!(笑)
私の周りにもいるんですよ。「何をしても上手くいくんだー!」って人。
その人を見る度、毎回心の中で「これから先の人生失敗して苦しめ」って呪ってます(笑)
Aとの闘い 10 <命の値段>
「給料で貰えている額が、その人の1ヶ月の命の値段なんだ。」
それを言われた時、私はとても悔しかった。
当時はまだ前の職場にいて、貰えている
給料も高くなかった。
その時にある人から言われた言葉だった。
「人は会社から給料として月々金を貰う。そしてその金を1ヶ月の生活資金として使う。だからその金額っていうのは、会社から見たその人の1ヶ月の値段であり、言ってみればその人の1ヶ月の命の値段なんだ。」と。
ちなみにその当時のAはどうだったかと言うと、多い月で数百万稼いだりしていた。
なので、その時の私とAとでは、命の値段でかなりの差が開いていた。
現在はもちろん、その頃よりも稼げるようになった。
当時よりは命の値段が上がったってことかな?
それでもその『命の値段』の話は常に頭の中に入っている。それを思い出すことによって、「まだまだ頑張らないと!」と思えるようになる。
その話をしてくれた人だが、その人も結構な変わり者だ。
私の周りには変わり者しかいないのか!?と言いたくなる(笑)
ファミレスに行くとドリンクバーを注文して、毎回店員に、「グラスをジョッキに替えてください!」と言っていたその人は今でも元気でやっているだろうか?